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決して孤独ではないのにどうしようもなく心細くなることってありませんか。

私はそういう時、自分でも「何故それを？」って言いたくなるような物事を欲する傾向にあるみたいです。

正に今その状態にあるようで、先程は滅多に手を出さない『きゅうりの浅漬け』が猛烈に食べたくなり、一袋買って帰って全部1人で食べました。

きゅうりは美味しかったですが、今回は厄介なことにそれだけじゃ満たされないようで、更に別の欲求が複数同時に頭に浮かんでいます。

とりあえず、現在浮かんでいるのは以下の通りです。

『祖父母に会いたい』。

『海が見たい』。

『かわいいおにぎりが食べたい』。

『ハチミツ梅が食べたい』。

『あと、カレーが食べたい』。

…ほとんど「食べ物」っていうのが実に面白いですね。

そんなに暇ではない故、脳が比較的「実現不可能」なものを無意識にシャットアウトしたのでこういう結果になったのかもしれません。食べ物なら少しのお金と時間をかければすぐ手に入りますし。

しかしそのような中で、『祖父母に会いたい』・『海が見たい』という「食べ物」のカテゴリーとは別の欲求が、例外的に残りました。

これら２つの欲求は、現状を鑑みると「実現不可能」の部類に入ってもおかしくないのですが、私の脳はシャットアウトしなかったようです。

「実現不可能」と分かっていながら消せない欲求。

「身体が一つしかない」という、長年付き添ってきたはずの不変のステータスに対して覚える絶望。

これらを抱えている状態というのは、十中八九「正常」ではないと思うので、対策を考えたいと思います。

まずは、近い内にハチミツ梅を買い与えてやります。

海と祖父母のことはいつか実現させることを前提に、そんなに考えないよう努めます。

なるようになります。多分

更新しません。さようなら

【完】