無限ザコ体験

ピンクの象だよー☆

Maison book girlの新曲が「アリ駆除の歌」にしか聴こえなくなってしまった可哀想な人間の話

 

昨日はエロマンガ先生で取り乱してしまい、すみませんでした。

今日の分はちゃんとまとめることが出来ました。

 

先日夜、私は『Maison book girl』というグループの存在を初めて知りました。

きっかけは、かつて「元『BiS』のメンバーで大好きな『大森靖子』ちゃんのPVにちょくちょく登場するポンコツ可愛いショートの子」として認識していた『コショージメグミ(仮称)』ちゃんのRTで回って来た、同グループの新曲の告知動画です。

 

曲名は、『rooms』。


Maison book girl / rooms / MV

有難いことにFullバージョンのMV(公式)がようつべに上がってました。

 

告知動画を見た瞬間、正直私は度肝を抜かされました。

何といっても曲中に現れる「ブレイク」の多さ。

…こんなに空白部分が多い曲今までに聴いたことあったっけ?そもそもブレイクを1回でも使う曲自体結構珍しくありません?決して音楽に詳しい訳ではないですけど、とにかく私にとっては余りに斬新で衝撃的でした。それに全然しつこさを感じない。あれだけの空白が多用されているのに、どれ一つとして悪目立ちしていないんです。それぞれが収まるところに収まっている。寧ろ空白の一つでも無い方が不自然とすら思う。いや、どうしてこんなものが作れるんだ?プロの音楽家ってどういう頭の仕組みしてるのや…?

ホラーチックかつ美しい映像、サビのブレイクが終わる瞬間の凄みのある呼吸音も相まって魅力的な作品だと思います。思わず私もメンバーと一緒になって「スァッ」て息を吸いそうになります。たまに外で歩いてる時とか電車内とかでもやりそうになります。ひょっとしたらもう既にやってるかもしれませんだとしたらごめんなさい私が不審者です。


[追記]2番サビの前、不意に現れて華麗に鍵を奪いに来る葵ちゃんのシーン好きです。綺麗です。ほんでカワイイ〜〜〜〜

 

「いや〜これまたいい作品に出会っちまった…今のコショージはこんな面白いものに携わっていたんだな…」なんてことを胸の内で呟きながら、その日の私は余韻を引きずりながら安らかな眠りにつきました。

 

そして迎えた朝。

私の家は一夜にして大量のアリに乗っ取られていました。

 

床にバラまかれた食べカスに釣られて来たのでしょう。小さなアリの軍団がいつの間にか現れて、廊下と居間を這いまわっていました。

完全にここ数日夏バテを言い訳に掃除をサボりまくっていたのが原因です。

私は過去の自分を呪い、イヤイヤながら即刻駆除に取りかかりました。

 

せっかくなので、その時私が行った駆除の手順を以下に記しますが、『室内に湧いたアリの始末方法』が知りたい人以外は読み飛ばしていただいて結構です。

①食いカスまみれのカーペットと床に放置された衣類全部をアリもろとも浴槽にぶち込み、30分間の熱湯地獄にかける。(50度以上推薦です。普通に水責めしたところであいつら泳げるので死にません)

②その間床で蠢くアリを全員殺虫剤で始末し、更に出入り口になっていそうな部分に集中的に殺虫剤をかける

③掃除機で死骸やカスを吸い取る(因みに生きてる内に吸ったら後から這い出てくるらしいです。生命力強過ぎかよ)

④家中の床全体を水拭き(アリがぶちまけた体液をしっかり拭き取らないと、新しいヤツが来ます)

⑤熱湯地獄のカーペットと衣類を取り上げ、洗い直す。

⑥生き残りがいないか再チェック。見つけたらすぐに始末し、その周囲を拭く。

以上の手順を終え、その後も執拗に床の水拭きを繰り返したら、その日の内にアリたちは来なくなりました。

 

実は去年も一度アリを湧かせているので駆除には慣れています。元々設置していた『アリの巣コロリ』も良い効果をもたらしてくれたと思います。

失敗から学ぶのではなく、失敗に慣れるタイプです。自慢にならねえ。詰ってくれ。

 

さて、駆除の間その数時間前にハマり込んだ『rooms』を早速作業用BGMとして使わせてもらいましたが、歌詞を聴き込みながらアリを大量虐殺する中、私はある発見をしてしまいました。

 

この曲ひょっとして『アリ駆除』について歌っているのでは?

 ここでタイトル回収です。

 

…あっ、野生の過激派ブクガファンが飛び出してきた。

待ってください不可抗力だったんです。ちゃんと根拠もあるんです。

とりあえず1番の歌詞だけでも解説を加えさせてもらえませんでしょうか。本当すみません。殴らないでください

と、いう訳で、

 

【アリを駆除する人間から見たブクガ『rooms』の歌詞(1番)解説】

開始したいと思います。

 

〔Aメロ〕

 “何も変わらないの僕らは。ただ狭い部屋をずっと求めてる。”

 →アリが習性巣になる場所を探し回る様子です。

 

 “電話が揺れては傷をつけて、少しずつ闇を深めてく。”

 →ここで言う「電話」とは、「アリの触覚」のことです(アリの触覚には伝達機能があるので)。触覚で仲間とコミュニケーションを取っては、どこか良い場所に穴を空けて巣を作ろうとしています。巣が深くなる度に視界は暗くなり、も深まります。

 

〔Bメロ〕

 “もう伝えたい事は無くなった、過去と嘘。” 

 →どうやら入り込んだ先は『人間の家』だったようです。人間による駆除が始まり、アリたちはどんどん殺されていきます。それを見て、生き残りのアリはこのようなことを考えます。「巣に戻って、今あったことを仲間に報告しなければ。でも、こんな悲劇をどう伝えればいい。を吐いてごまかす訳にもいかない。…もう僕は何も伝えたくない…」

 

 “カーテンの隙間から、崩れる景色見てるの。”

 →どうすることも出来ず、生き残りのアリは部屋のカーテンに隠れて仲間が殺されていくのを眺めます

 

〔サビ〕

 “何もかもがあって、何も無くなるの。”

 →望むものが何もかもある人間の家で、何もかも失うアリたちです。

 

 “雨の音が、作っては壊してく。”

 →アリたちが大好きな「飴」で作り上げようとした楽園は、殺虫剤の「雨」をもってブチ壊されてしまいます。

 

 “心をそっと切って、体を無くして。”

 →アリたちが諦めてへと向かっていく様子です。

 

 “手のひらを眺めた先は何も無いから。”

 →遠ざかるアリの意識。仲間のためそのに握りしめたエサはもう見えなくなった

  ※解釈の歌詞に直接反映する部分を後から太字に変えさせていただきました。

 

以上です。

私の言いたいことがお分かりいただけましたでしょうか。

アリを退治している間この歌詞を聴き込んだら、もう誰もがこのように解釈するしかなくなる筈です。

そんな状況を強いられる人間が滅多にいないことは分かりきっていますが。

 

 今やMVを見終わる度に、アリさんへの罪悪感でメンタルがヤられる仕様になりました。

このシーンとかもう浴槽で熱湯地獄にかけられたアリの苦しみを表現しているようにしか見えなくなってしまいました。

 

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どうしてくれるんだ。

とりあえず、アリさん、ごめん。

新しい居場所とか連れ去ったのは私です。ほんとごめん。

 

もう二度とこのような悲劇を繰り返してはならない。

『rooms』は、そう私に決意させてくれました。

 

ありがとうブクガ。ありがとう『rooms』。

 

「アリ」だけに…

 

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まとまった結果がコレでした。

更新しません。さようなら

 

【完】